たまり の心の日記から 第2話 突然の浮気

【当時の状況】

翌日、夫は私の母に浮気の件と、私がそれを知って情緒不安定になっていることを電話で伝えたそうです。当時、私の父は海外赴任中でした。

数日後、夫の実家に二人で訪れ、義兄もかけつけて夫に浮気をやめるよう説得してくれました。その甲斐あって夫は元のさやに収まることを約束しましたが、実家から戻ると同時に夫は不調を訴え、心療内科を受診、「うつ病」と診断され短期自宅療養を言い渡されたのでした。

義兄が心配して私と共に夫の主治医に話を聞きに行ったところ、実家の家族の前では「別れる」と言ったはずが、「妻と別れて彼女と結婚する」と言っていることが発覚しました。

浮気発覚からここまで約3週間の間の出来事です。

【当時を振り返って】

その当時、声をかけられドラムを担当していたバンドがちょうどライブを控えていたので、自殺や家出を考えながらも、仲間への迷惑がかかることを気にしては思いとどまっていました。
このバンドには、共通の友人から音楽アドバイザーとして頼まれた霞々がスタジオに来ていて、なんとこれが霞々と出会うきっかけでもあったのです。

同年代の友人だけでなく年の離れた会社の先輩にも頼りたい気持ちがありましたが、浮気相手の女性が同じ会社の社員だったことで、私はどうしても相談できずにいました。
実兄にも相談しましたが、当時の兄がくれた「お前(女)が仕事をやめればうまくいく」というアドバイスはかえってショックでした。

そして、本来なら怒りと悲しみの全てをぶつけたい夫がうつ病と診断されて、気持ちのやり場がなく、苦しいばかりの毎日でした。

次回予告

第3話 発病から長期休職へ
夫は たまり の元へ戻ったのでしょうか?
戸惑いの果て、たまり に待っていたものは…。

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